貴朗のていげん

貴朗のていげん2022.3月号

 


まさしく新型コロナウイルスは人類の危機か?


対する国民の行動はバラバラなのは何故?




ごあいさつ
今、まさに人類の危機!! この新型コロナウイルスにより、世界中の人々の生活や経済、
国々の財政が破綻しかねません。我々はどうあるべきか?



徳島県議会の一般質問(令和3年11月議会)にて


01  新型コロナ禍での我々の行動規制は?



この新型コロナウイルスに対して、世界中の多くの国々が、
「ワクチンやマスクをして下さい!」と、お願いの状態でしたが?

(1) 憲法では(近代憲法)

①「基本的人権の保護」と

②「政府の支配を出来るだけ抑制すること」を、

2大要素としています。


①「基本的人権」では、憲法12条に




自由及び権利は、国民の不断の努力によって、保持しなければならない。



と、書かれており、「国民各人の当然の基本的な権利」であります。


しかし、これには続いて
   

  
「国民は、これを濫用してはならないのであって、
常に公共の福祉のために、これを利用する責任を負う。




とも書かれています。
つまり、「基本的人権は、まずは周りの方達や
社会、国民全ての人々の幸福を、
考えなければならない!」とのことだと思います。
しかし、この一番大事な部分が、今の社会には、スッポリ抜け落ちているため、
非常にギクシャクした社会になってしまっているように思います。


まず、周りの方達のことを考える例 (赤ちゃんの権利)


「公共の福祉のために、これを利用する責任を負う!」


と言うことを、皆で理解して行動すれば、よりよい社会になるものと思います。
このことは、今回のコロナ禍でも同じであります。
このような巨大な危機の時には、当然、自分のことよりも、
社会全体のことを考えなければならないものと思います。

②「政府の支配を、出来るだけ抑制すること!」では、


今のコロナ禍のような緊急事態であっても、国民を強力に導くことが出来ません。
今までは、伊勢湾台風や阪神大震災など、巨大災害があった時、
「災害対策基本法」など、応急処置としての法律を作り、緊急事態に対処してきたようです。
しかし、総論としての緊急事態の法律は、「憲法の改正」が必要なようです。
コロナ禍での、人々の右往左往の状態をみて、コロナ対策には抜本的な
「緊急事態の法律」が不可欠である、と思いました。対人間での戦争時は別として、
対コロナや巨大災害時での全体としての「緊急事態の法律」を作るためには、
早急に憲法の改正をしておくべきだと思います。











(2) 道徳では
60数年前、私達は小学校で「自分が言いたいことを
言う前に、まず自分がすべきことをしなさい!」
つまり「権利よりも義務を優先させなさい!」と
教えられました。
しかし今、道徳教育は「生命を大切にする心や、
善悪の判断を学ぶ」などが中心のようであります。
これらは、増えてきている子供達の「いじめ」や
「自殺」の防止のためのように思われます。


   

  
しかし、「自らよりも周りの人や社会を思う気持」も
重要だと思います。
このコロナ禍であっても、各人自らが何をどうすべきなのかを、
しっかりと考え、行動すべきだと思います。



(3) もう1つの大事な視点! 「種の保存」


全ての生き物は、自分の種を後世へ繋げていくことこそが「一番の義務」であり、
「本能」!!であります。
しかしこのコロナ禍での人間の行動は、どうでしょうか?
問題の大きさにもよりますが、このコロナ禍は人類にとって、
巨大な危機!とも言える程のものであります。
このような巨大な危機では「種の保存」こそが人類最大の責務であり、
本能を発揮すべきもの!だと思います。
人間はまだ、今回のコロナ禍を「人類の危機」とは、捉えていないのでしょうか。

今こそ「人類の危機」と捉えて
「総力体制」で乗り切りましょう!















02  子供達を、家族を救う「起死回生の一手」



「一人一得意技・家庭内学習」


今まさにGIGAスクールで、タブレットを
活用した教育が始まろうとしています。
このタブレットを利用して、
家庭内でリモートにより
子供達一人ひとりが、またグループが、
俳句や囲碁、将棋、けん玉など、子供達の
興味のあるものをその道の専門や
得意とする方に、ボランティアとして
積極的に教えて頂いては。
(ただし、塾やピアノなどの習い事は除く。)
これを「一人一得意技・家庭内学習」と
呼ぶことにします。



このようにすれば、その好きな得意技に集中することにより、
ウツや自傷、自殺、暴力などが少なくなり、
自分に自信が持てるようにもなり、人としての幅も広がり、
人生教育にもなり、その上家族で行えば、
家族の和にもつながる「起死回生の一手」であります。


03  急増する「アルコール依存症」をボクメツ!!




今コロナ禍により、家庭内での飲酒に走り過ぎる人達が
急激に増えてきており、そのため家庭内が大きく
荒れてきています。
朝からの飲酒や飲み過ぎは、
アルコール依存症やその予備軍に!
ウツや閉じ籠もり、暴れ、そして自殺や自傷に
走ったりもします。
特に今、家庭内が荒れてきており、また女性や子供達の
自殺者や自傷者が増えてきています。


従って今!皆で「アルコール依存症」の
ボクメツに取り組まなくてはなりません。


「アルコール依存症」とは、以前は
「アル中(アルコール中毒)」(差別用語)と
呼ばれていましたが、これは病気であります。
特に女性は男性よりも短期間でなりやすく、
妊娠中の女性は胎児の発達障害や奇形などを引き起こすことにも!

酒で地獄を見てきた、断酒会の方によりますと


「酒を飲むな!」「酒をやめろ!」は逆効果。
「つらかったですね!」と相手の気持ちに寄り添うこと。
酒害に苦しんでいる人達は、どうしていいか分からず深みへと向かいます。
(今、受診が必要な人の中で、受診している人は200人に1人程度とのこと。)
酒害対策で重要なことは、アルコール依存症は病気であることを皆が理解すること。
そして周りの方々が酒害に苦しむ人達を「何とかしてくれる所」へと導くこと。






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