貴朗のていげん

貴朗のていげん2020.3月号




ごあいさつ
今、世の中は色んな巨大危機が日本を、世界を襲い始めています。
それはまるで誰かが、パンドラの箱を開けてしまったかのように思えます。
最後の希望は、その危機に取り組む「本音・本気」だけのようです。


徳島県議会の代表質問(令和2年2月議会)にて

今回の一般質問のキーワードは
「本音・本気」!!です。

パンドラの箱から最後に出て来るものは、「希望」!!
私にはその希望とは、自らが「本音・本気」を出すことだと思います。


01[1]本音・本気の防災を


今、巨大災害が全国で発生! まさに今、全国が活動期に!!


前回の一般質問で、国の「応援・支援が来る国土強靱化計画」とは別に、
「応援・支援が来られない場合の国土強靱化計画」として、「地域だけで生き抜く計画」を提言! 
それを「とくしま版・ノアの方舟計画」と名づけ、「海部郡をモデル地区に! そして全県・全国へ!」と提言!!

知事からは「全力で! 想定にとらわれず!」「地域だけで生き抜くモデル」をつくる、との答弁が。

その後、知事は全国知事会の会長に!
全国知事会の会長として「しっかりと時代を見据え!」今やらなくてはならないことを
「確実に! 迅速に!」決断し、行うべき大きな責任と勇気が問われている!
本県・全国知事会、そして国も 

「本音・本気度」を見せて欲しいと提言!!

そして大きな覚悟も


目の前には、南海トラフ地震などの激甚災害だけではなく、世界規模での自然環境の急激な悪化など危機が横わたっています。これらの巨大な危機に、本音・本気で立ち向かうために残された時間は?大きな覚悟が必要です。









01[2]巨大災害時の食料は


今、農業は「過疎化、高齢化、鳥獣被害」、そして「アメリカとの貿易協定やTPP」等により、至難の時代!
その上、南海トラフ地震などの巨大災害時、株・円・国債が暴落! 行政も経済も麻痺! 
輸入が大半の農薬や肥料・飼料、そして燃料等は入手が困難に!
その上、生活出来なくなった大都市等の人たちは、生きやすい田舎へと移動!
その時、第二次世界大戦の時以上の食料難となり、食べ物の争奪の争いが!

「世界一平和で安全な国、日本!」は、
一気に危機的な「大混乱社会」へ。



そうならないために、第二次世界大戦時のように、周りにある色んな物を肥料に!
また農機具の燃料も手に入りにくいため、肥料や水があまり要らず、育てやすく、
エネルギー価の高いイモ類を育てる他、食べられる山草の知識や有機農法等の普及を進めては!
鳥獣対策は償金を出して全国民の手や知恵を借りる等して、国を挙げて全力で取り組むべき!
海部郡内でのモデル地区として、海陽町の神野、美波町の赤松、
そしてイノシシ、シカ、サル等がいない牟岐町の出羽島が最適地?






















01[3]水道の有無が地域存続の分かれ目


そのほとんどが沿岸部にある水源地。南海トラフ等の巨大災害が
発生した際には、地震や津波により電源設備や井戸が浸かり、
飲料水は使用不能に。もう一度整備するのは至難の業。
従って海部郡等、多くの沿岸地域は、
いつまで経っても水が来ず、復興できずに廃地区に。

水源地を守ることは、
その地区の存続を守ることを意味。

津波被害を受ける水道の水源地対策を、一日も早くする必要があります。
しかし今、市町村に対する国の補助はありますが、県の補助はありません。
財政が厳しい市町村もあることから、県も国の1/3の補助に加えて、
もう1/3、いや、より財政の厳しい市町村にあっては、
国と県を合わせれば全額補助をも視野に入れた事業をやっていただきたい。





01[4]「ハーフで満タン」(車での燃料備蓄)


巨大災害発生時、多くの人たちがガソリンスタンドに押しかけ、
皆がパニックにならないために、常に
「自車の燃料が半分になれば満タン」にしておくことが大切。
これを「ハーフで満タン」等のキャッチフレーズで、普及を促進。
キャッチフレーズのシールによる県民運動を、
徳島県が全国をリードする形で行います。

この運動は、全国石油商業組合(全石連)が
私と同時に、「満タン&灯油プラス1缶運動」
として、取り組みを始めました。

ぜひ皆で、「ハーフで満タン」運動を!!







01[5]キャッシュレス化への懸念


日本は災害列島! そして今、色んな巨大災害が目前に迫っています。
キャッシュレス決済は、「通信と電気」が必要。巨大災害時、
山頂のアンテナの電源確保や送電鉄塔の倒壊、
杉等の倒木等により、電信や電気が長期にわたって
使用出来ないことも充分考えられます。

現金は、例え暴落しても使用は可能!
しかしキャッシュレスは全く使用不能に!

そのほとんどをキャッシュレスとすることには、
充分、議論の必要が!!



















02[1]気候変動を重点施策に



今、自然環境が劇的に変わりつつあります。この地球は私たちが思っていたよりも
遥かに小さく、その中の自然は、ある限界を超えると「氷が水に」なるように、
一気に違った環境へと遷り、元へ戻らなくなる一面を持っています。
危機管理とは、自然が我々にとって重大な局面を前にした時、
「どちらを取るかの二者択一」ではなく、

「最大の危機側に、大きく足を踏み込んだ対策」を

取らなくてはならないのは当然であります。今の世界のトップの方々の
自然環境の急激な変化を前にした時の考え方は、全くおかしい!!
人類の危機の可能性がある「気候変動問題」について、
県知事が「本音・本気」で全国の知事会長として全国をリードする
対策を!そして全国の都道府県を、国を突き動かして!
皆でグレタさんに続いて、狼煙を大きく揚げようではありませんか。
























02[2]新型コロナウイルスに想う



11年前、私がちょうど議長の時、カナダで「新型インフルエンザ」が発症。
初めて国内への感染が確認されたそのすぐ後、兵庫県や大阪府へと拡大。
国内で初めての事態でもあったためか、日本中が大騒動に!!
また隣県ということで、徳島県では特に大変な騒ぎに!!
その時に大きな危機意識の中、「新型インフルエンザ」は、

「四国には絶対入らせないぞ!!」












と、連絡を密にし、緊急対策を検討。実行に移していたように思います。
今回、中国の武漢で発生した「新型コロナウイルス」は、毎日爆発的に患者数、死者数が増え、大混乱に!
やがてクルーズ客船「ダイヤモンド・プリンセス号」で発生、そして、日本にも上陸。多くの人々が感染して、
死者も出るハメに! そして世界中でもパニックに。国内については小中高の学校が長期休校することに。
北海道では「緊急事態宣言」も出されました。今回の「新型コロナウイルス」への対応は、
以前の「新型インフルエンザ」の時と比べて、特に初期段階において、危機意識が少なく! 対応の甘さを感じました。
緊急事態では、先手先手を打つべき! 一日も早い事態の収拾を!!






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